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2010年6月27日【奥出雲 『文化・伝統行事』】,【奥出雲 『食』】

笹巻き ~親から子へ孫へ~

皆様、大変御無沙汰をしてしまいました。最近このフレーズから始まる事が多くてすみません...。
今月はイベント超盛り沢山で、忙しく過ごしておりました。
昨日から2日間湘南からお客様が見え、色んな行事が本日で終了☆ 怒涛の6月だったなぁと感じております。

最近の奥出雲、すっかり"梅雨だなぁ"と感じさせられるお天気ですが、昨日湘南からのお客様と一緒に食事に行ったお店の庭先に、梅雨を感じさせられる光景を目にしました♪

あじさいとカエル.jpg
ここに写っているのはいるのは3匹ですが物凄い数いたんですよ! カエル達、アジサイの上で雨を楽しんでいるようでした♪♪

さてお題についてですが、今日出勤したら母と姪っ子のNanaちゃんが「今日は笹巻きを作るんだ!」と張り切っているではないですか!!近所の裏山へ笹を取りに行き、せっせと準備をしていました。

皆さん"笹巻き"ってご存知ですか?奥出雲地方は'ちまき'とは言わず"笹巻き"と言って、だんごの粉をこねて、丸めて竹串に刺して、笹で巻いて、ゆでて、砂糖醤油につけて食べる、どういう部類の食べ物と言ったらいいのでしょうか? おやつ?! でも、内田家では朝ごはんにもこの時期は笹巻きを食べるんですよ。

こんな感じで作ります↓↓

笹巻 こね.jpg
笹巻 ステップ1.jpg
笹巻 ステップ2.jpg
笹巻 ステップ3.jpg
笹巻 ステップ4.jpg
笹巻 ステップ5.jpg
笹巻 ステップ6.jpg
笹巻 完成.jpg

と、こんな感じで作ります!最後の完成品は私が巻いたものなので、ちょっといびつですが、なかなかの出来です(笑) 綺麗に巻けている母のは写真撮るのを忘れてしまいました。本当の笹巻きは縛るものも草でしますが、うちはちょっと手を抜いてビニール紐で縛っています。

笹巻 講習会 親子三代.jpg

今日は義姉も参加し親子三代での笹巻き作りでした。母に巻き方を教わりながら、でもあまりにも私と義姉のが下手で、母がいなかったらとても巻けないよねなんて話してたら、姪っ子Nanaちゃんが『おばあちゃん、長生きしてね。おばあちゃんがいなくなったら笹巻きが食べられなくなっちゃうよ...。』と。アハハハハ、私と義姉は苦笑するしかありませんでした。

そしてこんな経験はなかなかできないだろうと、昨日から来ているお客様にも声を掛け飛び入り参加してもらいました!!
笹巻 講習会 飛び入り.jpg

そして早速茹でてみんなで食べたのですが、初めて食べた3人もとても喜んで美味しいと言ってくれていました。

"笹巻き"奥出雲の文化ですが、私達がおばあちゃんになった頃にはなくなっているのでしょうかねぇ?! そうでない事を願うばかりです☆


2010年1月22日【奥出雲 『文化・伝統行事』】

奥出雲の風物詩~たたら操業~

おはようございます! 寒さの底を打ったのでしょうか?!ここのところ気温の高い奥出雲です。今朝は霧が凄かったのですが、今とっても良いお天気です♪

さて、最近奥出雲の話題がないなぁと思っていたのですが、"そうだ・そうだ奥出雲と言ったら!"という話題がありました!!

20日(水)に"たたら"の火入れ式があったようです。これから2月6日(土)まで3回の操業が行われるます。3昼夜寝ずの操業ですから、村下さん達は今気合いが入っている事でしょう。
数名の知人から「いついつたたらを見に行きます。」と言われました。年に3~4回しか行われませんから全国から、いや、最近は世界中から見に来れれています。
聞くところによると、アメリカの某大学の教授がこの度見に来られるそうで、知人が通訳として来るとの連絡がありました。

この次期奥出雲の宿泊施設は"たたら関係者(見学者含む)"で一杯になります。奥出雲へ泊りに来られる方は確認してから泊りに来て下さいね☆

私も昨年見学させてもらいました。厳かで、神聖な感じがしました。この作業でしか純度の高い鋼ができないのかと思うと、凄い・神業という感じです。観光用としてやっておられる訳ではありませんから、誰でも見れません。でもちょっと雰囲気を味わって頂きたいので、下記日立金属さんのHPよりたたらの動画をご紹介します。御覧下さい!

"たたら吹き"動画 by日立金属

2009年1月31日【奥出雲 『文化・伝統行事』】

『世界で唯一 ~たたら操業~』

1月も今日で最後、あっという間に1月が終わったと感じる今日この頃。
皆さんこんばんは、最近ちょっと奥出雲に引きこもり気味な内田咲子です!

今日は超!早起きをして、『たたら』を見に行ってきました。タイトルの通り、世界で唯一たたら操業をしている町、奥出雲ですが、そのたたら見学をさせてもらえるという機会に巡り合ったので、4時40分頃起きて、5時過ぎにたたら場へと向かいました。

一回の操業に3日3晩寝ずの過酷な作業ですが、本日はクライマックスの『ケラ出し』、日本刀の原料の玉鋼が含まれるケラが出来上がる工程を見せて頂きました。

たたら?ケラ??玉鋼???知らない人にとっては何の事だか分かりませんよね...。では、『たたら』とは何かというと、砂鉄から和鋼を作る製鋼法で、粘土製の炉の中に木炭を入れ、"ふいご"と呼ばれる送風装置で風を送りながら木炭と砂鉄を交互に入れ金属の『ケラ』を作る作業の事です。
その『ケラ』に少量含まれる"玉鋼"が日本刀の原材料となる為、現在日刀保から依頼を受けた「日立金属安来工場」が復元を行っています。そのたたら場が奥出雲町にあるという訳なのです!

日立金属HPより、たたら吹きの模様↓↓↓
http://www.film.hitachi.jp/movie/movie739.html

奥出雲のたたらの歴史は古く、古来よりあったとされていますが近世において"絲原家""櫻井家""ト蔵家"などが鉄師頭取をしたたらで栄えた町でした。しかし、西洋の洋鉄技術が入り、大正末期に廃業に追い込まれ、たたらの火はこの町から消えました。
しかし、昭和52年安部由蔵村下(村下<むらげ>とはたたら製鉄作業のリーダー)が復活させ、現在年2~3回の操業が、日本で唯一!いや、世界で唯一行われています。現在の村下さんは木原明さんと渡部さんの二人で、村下を目指す研修生が現在10名位おられるそうです。

奥出雲町民でありながら、たたらが何たるかを最近まで全く知りませんでしたが、奥出雲の歴史を知って行けば切っても切り離せないのがこのたたら。そしてこの製鋼技術が今かろうじて後世に伝えられている事は素晴らしい事だと、ようやく分かってきました。

そして今日見学させていただき、その原始的な作業でしか作れないという鋼、いくらハイテク技術を使っても真似できないこの純度が高く良質な鋼、村下さんの五感でその出来が決まるという、何とも神憑り的な作業を目の当たりにし、これが残っている奥出雲から『もの作りの原点』が見えるような気がしました。

今日ブログを書くに辺り、ちょっとネットや本で調べただけですから、説明不足・間違っている部分もあったりするかもしれません。その場合はどうぞお許し下さい。
もう少し詳しくなってから、また『たたら』についてはここでご紹介しますね!

2008年10月16日【奥出雲 『イベント』】,【奥出雲 『文化・伝統行事』】

『稲田神社 ~浅野温子神話の語り舞台~』

本日、女優の浅野温子さんが来町されました!

『日本神話への誘い』という日本神話の語り舞台を全国の神社を廻ってされているそうですが、今回はご縁がありここ奥出雲の『稲田神社』で昼・夜の部と2回公演されました!

浅野温子.jpg

浅野温子さんは平成15年から現代の語り部として日本各地の神社を廻っておられ今回の稲田神社はちょうど40社目、奥出雲町民他、遠くからわざわざ聞きに来られた方たち含め約500人位が浅野温子さんの迫力ある舞台に魅了されました!

私も夜の部を見に行ってきましたが、稲田神社の厳かな雰囲気と浅野温子さんの語りが見事に調和し、目を閉じると目の前にその情景が浮かんでくる感じでした。
暗闇にライトアップされた稲田神社、美しい星空と月明かり、なんとも幻想的な雰囲気の中の舞台、いいものを見せてもらいました!!

さて、みなさんは『ヤマタノオロチ伝説』をご存じでしょうか?
奥出雲は古事記におけるヤマタノオロチ退治の舞台としてした神話の町です。スサノオノミコトが高天原を追放され肥の河上鳥髪の地(ひのかわかみとりかみのち)、現在の地名鳥上(とりかみ)地域に降り立ち稲田姫と出逢いオロチ退治をした神話です。

ここ奥出雲の稲田には稲田姫の『産湯の池』や稲田姫のへその緒を切った竹を祭る『笹の宮』があり、稲田神社はその稲田姫を祀る神社として昭和初期に奥出雲出身の実業家『小林徳一郎氏』が建てられました。
しかし氏子がいない神社の為、現在老朽化が進んだこの神社をどう守るか...大きな問題を抱えています。

今日知人にもここで何人か会いましたが、その中の一人が『奥出雲に住んでいて初めて来ました。』と言っておられビックリ!! しかし地元の人間というのは結構そういうもので、自分の町の事を案外知らないものです。

今回の浅野温子さんの語り舞台は、地元の人がもう一度自分の町の歴史や文化、伝統行事等を振り返る良いきっかけを与えて下さったと思います。
ここ奥出雲には神話があり、歴史・文化の残る素晴らしい町だと町民が誇りに思えるようになれたらいいなと思いました。

また稲田神社の話はここで詳しく紹介します!

稲田姫神社 浅野温子語りべ

2008年7月20日【奥出雲 『文化・伝統行事』】

『夏祭り』

暑いですね~!
どうやら梅雨明けしたようで、夏本番といった暑さですね。

さて、今日のお題は『夏祭り』
この地方に昔からあるお祭りのお話です。


子供の頃、夏休みの楽しみだったのが7月20日の大市夏祭り、8月上旬のおろちの火祭り、8月15日の横田盆踊り大会の連続してある3つのお祭りでした!

そして大人になり、少子高齢化等田舎の抱える問題を目の当たりにした時、否応なしに『お祭り』の存続が問題となっています。

今日、私の生まれ育った奥出雲町横田、大市地区の夏祭りが開催されているのですが、存続が危ぶまれている中、何故お祭りをしなければならないのか、する必要があるのか、という疑問が湧き、色々調べてみました。


まず、お祭りには3つの種類があるということ。

 1.神事としてのお祭り
 2.仏教行事としてのお祭り
 2.フェスティバルとしてのお祭り


そう、私が子供の頃『お祭り』と思って楽しんでいたものは、神事としての『大市夏祭り』、フェスティバルとしての『おろちの火祭り』、仏教行事としての『横田盆踊り大会』という意味がある事が分かりました。

この『大市夏祭り』の神事とは、愛宕祭りで、愛宕祭りとは『火の神様をお祀りする行事』です。

wikipediaで調べてみると、どうやら愛宕神社の総本社は京都の愛宕神社で、愛宕山に集まった修験者によって江戸時代中頃から愛宕信仰が日本全国に広められた。中世後期以降、愛宕の神は火伏せに霊験のある神として広く信仰されるようになった。と書いてあります。

このブログを書くに辺り、父に愛宕祭りの事を聞いてみると、『愛宕さんとはな、火の神様で、でも本来火を見るのが好きな神様だけん火事を起こしたがる。そうしてもらっては困るけん毎年この時期みんなで愛宕さんに火事がおきませようにとお参りするんだわね。それとこの通りを明るくして夜も提灯とか焚いて明るくして火事の変わりを神様に見せてあげちょーわね。それが愛宕祭り。だけん、人が少なくなって大変だけんこの祭り無しにしようなんてのはいけんわね。』と・・・・。


ほほ~、なるほど!!このお祭りにはそんな意味があったのね!と少し賢くなりました。

そして8月上旬に行われていた『おろちの火祭り』、これは、これこそ残念ながら存続していく為のお金や人の手間がなく、昨年から中止になりました。
しかし、やはり楽しみにしていた人達も多く、代わりに『奥出雲だんだんフェスタ』という横田駅前の有志の皆さんが、「子供達に楽しい思い出を☆」というコンセプトで昨年から始められました!
今年は8月2日(土)横田駅前広場で18:30スタート☆
内容は、  
        ●ジェット風船飛ばし
        ●横田小学校マーチングバンド
        ●横田幼稚園銭太鼓ダンス
        ●横田中学校ブラスバンド
        ●親子三輪車レース
        ●松江の高校生バンド『グライダー』
        ●大抽選会

とこういった感じです♪

そして8月15日の『横田盆踊り大会』は、これもフェスティバルかな?!と思い調べてみると、これは仏教行事ということが分かりました。

盆踊りとは元々は仏教行事である。平安時代、空也上人によって始められた念仏踊りが、盂蘭盆の行事と結びつき、精霊を迎える、死者を供養するための行事という意識になっていったようである。 室町時代の初めには、太鼓などをたたいて踊るようになったといわれている。 現在も、初盆の供養を目的の盆踊りも地域によっては催されている。 太鼓と「口説き」と呼ばれる唄に合わせて踊る。口説きは、地区の伝統でもある。初盆の家を各戸を回って踊る所もある。(宇和島市九島地区など) 昔は旧暦の7月15日に行われていた。故に盆踊りはいつも満月であった。歴史的には村落社会において娯楽と村の結束を強める機能的役割を果たした。そのため、全国各市町村ごとにご当地音頭も多く存在する。

Wikipediaより

確かに『お盆』という事自体が、仏教行事ですからただのフェスティバル的要素ではないですよね。

子供心に楽しみが3つあり喜んでいましたが、大人になってからは昔からの伝統行事・人集めの為のお祭りくらいにしか思っていませんでした。実はこういう意味合いで3つのお祭りが存在していたとは・・・・・。

人口がどんどん少なくなり、こういった伝統行事を存続していく事が困難になってきています。しかしこうして意味を知った今、やはり人が減ったから辞めにしようという訳にはいかないのだなと。

小さな町に住んでいると、自分の個人の生活だけしていればいいという訳にはいきません。こういった町の人達との共同作業がたくさんあります。これが煩わしいと思うこともありますし、大変な時もありますが、こういうことを無くして行ってはいけないのだなと思います。
無宗教と言っている日本人ですが、生活の様々な中に神様や仏様を大切にしている私達日本人がいます。こういう所で『心』を育てているのだと思うのです。

今まで何気なく参加していたお祭りに、『日本人として大切な事』がそこにあるという事を今回『夏祭り』を通して感じました。

『人の心を育てる』、実はこんな身近な事だったのかな?!と、そんな事を思う今日この頃です。

お祭りのご馳走.JPG

親戚が集まって、ご馳走を食べられるのがお祭りの楽しみでした♪

一式飾り.JPG

一式飾り1.JPG

一式飾り2.JPG

一式飾り・・・お皿・たわし・そろばん等を使ってそれぞれの地区が作る飾り物(大市には6地区あります)町を賑やかにする為のお祭りの中の1つの伝統行事です。


※今回は私の育った地区のお祭りの話でしたが、この奥出雲での大きなお祭りの1つとして、8月24・25日『三成愛宕祭り』、24日の『大呂愛宕祭り』というのがありますし、それぞれ小さな地区で愛宕祭りや盆踊り大会があります。


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